ホンジュラスローズウッドの胴組み後、バインディングの溝を削り、熱で曲げたメープルをボディの曲線に合うように整え揃えていきます。
ネック材のマホガニーの荒削りです。目の真っ直ぐに通った良質な材です。
ヘッドプレイト(それぞれインドローズ、ホンジュラスローズを貼り合わせ、スロテッドヘッドへの加工の準備ができました。
ネックヘッドの加工が始まりました。トラスロッドの溝も竿の中心に加工済みです。
こちらもホンジュラスローズのギターのネックとボディのダブテール接着の直前の画像です。
ホンジュラスローズウッドのギターです。
深いカッタウェイが特徴的で、シンプルなアバロンのインレイが12フレットにあります。
現在では入手困難な柾目のホンジュラスローズのバックが目を惹きます。
2023年08月吉日
製作者 小林大作氏 より
完成
イングルマンスプルースとホンジュラスローズウッドで懐かしのLek28hrsを製作
Lek28hrsグリーンは「山弦」小倉様がアルバムIslandMade等ライブやレコーディングに使われて話題になり、その後森永乳業(株)のアロエヨーグルトCMで小池徹平様が演奏され全国区になりました。
突板に厚めのホンジュラスローズウッドを貼り木材の資質を感じることができる。
杢目の整ったネックにふさわしいヴォリュートを削り出す。
ホンジュラスローズウッドが美しい。
着色は行わず自然の材の良さを無くさない様に塗膜の薄い柔らかいラッカーでしあげています。
数年後には材が塗装を吸い込み表面に杢目が浮いてきます。
ポジションマークは12フレットに２ケ、トリムはマルチ、ロゼッタはアバロンマルチでシンプルにまとめ、ボディー裏もホンジュラスローズウッドの杢目を楽しめる様にシンプルデザインです。
ダブテイルジョイント部6弦側も1弦側も完璧な仕込みで、ネックヒール部もかまぼこ形でハイポジションの演奏性を高めています。
製作者 小林 大作さんのラベルとK.Countryのラベルです。
ストラップピンがご入用の場合は取り付けますが、座って演奏される場合はピン無で良い感じかも。
ホンジュラスローズウッドの胴材から出てくる音は低音が太く重たい特徴があり、まだまだ固い材なので弾きこんで弾きこんで鳴りだすと益々角の取れた優しくパワフルな音色になる感じはあります。
2023年 9月 Leadman 今西
