製作工程

ヴァイオリンで有名なストラディバリウスの材を扱うイタリアの業者の所で選定した「イタリアンスプルース」を使用、張りのある低音から高音まで鋼の様な弾ける音色を感じさせます。

シンプルなロゼッタ

裏甲は、お持込されたキューバンマホガニー
ローズウッドには無い軽やかな温かさのある音です。

ねじれに強く、ピン等を取り付ける際でも強度を保てるよう補強しています。

お持込されたホンジュラスマホガニー角材から切り出したネックです。
上手くカットすればあと2本は採れるかも!

表甲・裏甲・胴・ネック角材と切り出したネック。
イタリアンスプルースの表甲にキューバンマホガニーの胴ネックは、ホンジュラスマホガニーと最高級材の特性を最大限に生かし、各材をマッチングさせ創り上げます。

K.Countryでは、マホガニー胴製作は数少なく完成が楽しみです。
2020/10/20
LeadMan 今西
2020年後期完成間近

キューバンマホガニーの横裏の接着
表板の接着後、モールドからギターのボディを取り出し、表側と裏側のバインディングの溝を彫りました。

表側のパーフリング溝とバインディング溝
浅いカッタウェイと深いカッタウェイ

ボディのエンド部にそれぞれメイプル材や黒檀材を埋め込み補強します
キューバンマホガニーのギターに、黒檀材のバインディングとローズウッド材やマホガニー材のパーフリングを用意

熱して曲げた裏側の黒檀材のバインディング
パーフリングとバインディングを一緒にテープ止めで接着

ネックとボディの手彫りのダブテイルジョイント。
にかわ接着の精密な結合になります(キューバンマホモデル)
膠で結合し乾燥を待ちます

トラスロッドもネック内に入り接着

トラスロッドが入り指板接着前
(キューバンマホガニーモデル)

指板の接着後、ネックの削りを小刀と南京鉋で行う
(キューバンマホガニーモデル)

指板のポジションマークにキューバンマホガニー材を埋め込み

それぞれのブリッジの製作
ギター全体を研磨し、フレットも装着

塗装前の胴裏とネックです
最終にK.Countryのロゴが入り、まず下地塗りから

ニトロセルロースラッカーを塗装室で最低で10回以上吹き、最終の塗面の厚みを0.1ミリ以下の極薄に仕上げます。
2週間乾燥後、ブリッジの接着(インディアンローズウッドモデル)

キューバンマホモデル完成


